この頃、「先生、大丈夫ですか?」と言われることが時々あります。私が病気にでもなったのではないかと心配してくださるようです。尋ねるのも悪いかと思って、その話題に触れないようになさっている人もいるようです。皆さんが気になっているのは、私が痩せてきたことです。
ご安心ください。ダイエットが順調に進んでいるだけのことです。3カ月ほど前から、前向きにダイエットに取り組んでおります。
私のダイエット遍歴は、結構長いです。その昔、ブックスダイエットというものに取りくんだことがあります。かなり順調に体重を減らすことができたのですが、その時、ふと不安になってきたのです。「ひょっとして、ガンにでもなって痩せてきているのではないだろうか?」と。医者というものは、病気についての知識が豊富なので、その矛先が自分自身に向かってしまうと心気妄想につながりやすいと思います(汗)。心配した私は、「ちょっと太れるかどうか試してみよう」と、意識的に食事量を増やしてみたのが運の尽き。あっという間にプクプクと元に戻ってしまったのでした(泣)。
それから二十年近く経ちました。体重を減らそうと時々思いながらも、ゆっくりと、着実に体重は増えていき、90の大台を超えるまでになりました。
「このままではユニクロで服が買えなくなるかもしれない!?」などと思い、昨年から一念発起して、石原結實先生の「人参リンゴジュース断食」を数日間行ったりしました。今年になって、真向法やストレッチなどに柔軟運動に加えて、脳科学の知識からRAS(網様体)システムの働きも利用するようになったところ、ようやく周りの方々に気付いていただけるレベルになってきました。
今回こそは、心気妄想や疑心暗鬼に惑わされることなく、あと7~8㎏くらい痩せてみようと思っています。数か月ぶりに当院を受診する方々は、どうか驚かないでくださいね(笑)。