類は友を呼ぶ

 波長同通の法則というものがあるようです。精神科で入院治療をしていても、どうにも診断名をつけるのに悩む人が、たまにいらっしゃいました。そういった際に、私が指導を受けた先生方は、入院中に、その患者さんが、どのグループの患者さんたちと親しくなるかをチェックしていました。不思議なくらいに、ご自分の病状に合ったジャンルの患者さんたちと交流されるようになりました。それを確認しつつ、最終的に診断されていました。これは一般社会においても、かなりの確率で成り立つ法則のようです。「どうして、あんな人と付き合っているんだろう?」と思えるような友人関係などもあります。でも、どこかに似たものや惹かれあうものを持っていることが多いものです。もしくは染まっていくのでしょうか?

 

 当院での治療を問題なく続けられたり、良くなって笑顔で卒業された方々は、私から見ても「良い人」です。世間一般の方々以上に、優しく、常識もお持ちの方が多いです。感性や能力的にも高く、社会的立場の高い方も多いです。私としては、当院受診歴のある方を、一つのブランドにしたいとまで考えたりしています。

 

 反対に、当院や私と合わない人もいます。私は、30年間にわたって医学以外の様々なジャンルも学び、読んだ数百冊の本のアンダーラインを引いた箇所を手入力でパソコンに整理し、今もコミュニケーションや分かりやすい説明の仕方などの研鑽を積んでいます。毎日、眠る前に日記をつけて、今日一日の自分を振り返り、反省し、自らの寛容さや素直さをもっと高めようとしています。松下幸之助さんの「素直な心になるために」は学生の頃から座右の書です。そんな私と、激しく合わない方が、たまにいらっしゃいます。(私は、一般的な医師やカウンセラーとは異なり、なるべく裏表のない、ありのままの自分で接するように心がけています。だから、合わない場合の反発心が強くなる面もあると思います。)もちろん、相性の問題もあるでしょうけど・・・・・・。
 このような方は、ご家族や職場など周囲の人たちと、普段どのように付き合っているのでしょうか・・・・・? 不安になりますが、プロの私でさえ、これ以上は関わりたくないと思ってしまうのも事実です。どうぞ、相性の良い人にめぐり会えますように。どうぞ、お大事に(汗)。