「阪口 癒しの診療所」について

当院は、とても小さな診療所です。入院治療や救急対応はできません。臨床心理士もいません。
マンパワーが少ないこともあり、認知症のようにデイケアなどの関わりが重要な疾患や、統合失調症、アルコールなどの依存症、躁状態など、入院が必要となる可能性が高い疾患にも対応できません。

 

主な対象にしているのは、ストレス性疾患です。不眠症、神経症、うつ病、パニック障害、社交不安障害、心身症などを中心に診察を行っています。ストレス性の身体症状がある方には、希望されれば、緊張と自律神経症状のメカニズムなどもご説明し、具体的なリラックス方法もアドバイスします。自分の心身に何が起こっているのかが分かれば、ホッとできるので自己治癒力も働きはじめます。一般的な悩みごとも対象にしているのでお気軽にご相談ください。

 

心の問題は、患者さんと医療者の相性が治療効果に大きく影響します。薬だけでなく、担当医の人間性や、医学知識以外のバックグラウンドも大きく影響してくると思います。そこで初診の予約電話は、なるべく私自身が直接対応し、私の人柄を感じていただくことにしています。またその際に当院では対応できないようであれば、その旨をお伝えします。せっかく足を運んでいただいたのに、お力になれず、診察料だけいただくのは申し訳ないと思うからです。

 

当科を受診される方の場合は、診察医とのコミュニケーションも症状に大きく影響するものです。そこで、しっかりとした信頼関係を作るために、初診は1時間以上、再診もなるべく10分間は、私が直接診察します。

保険診療では、初診は30分以上、または60分以上、再診は5分以上となっており、これ以上の時間をかけて診察しても診察料は変わりません。再診で30分以上になると、三割負担だと200円ほど患者さんの支払金額が増えるだけです。したがって、一人あたりの診察時間を増やすことは収益を圧迫します。しかし、世の中に、元気で、自分らしく生きている人を増やすことが当院の使命と考え、何とか対応しております。当院を受診しなくても大丈夫になるのが一番良いことでもありましょう。

(もっとも、再受診することを遠慮しないでくださいね。良くなって当院を卒業された方も多いですが、長い人生の中で、再び悩みが出てくることもあります。その際は、“メンター”や“アドバイザー”として、遠慮なく当院へ相談してくださいね。お金は貸せませんが、知恵や知識なら差し上げることができます。)

話したくないことまで根掘り葉掘り尋ねることは、それ自体がストレスになるので行ないません。診察中は電子カルテへの入力をせず、患者さんに向き合うようにしています。相手の顔も見ないで、どちらかが一方的に話すのであれば、それはコミュニケーションが取れた診察とは言えないと思いますから。

診察後に、ホッとして楽しい気持ちで帰っていただけるよう、「笑い療法士」(一般社団法人“癒しの環境研究会”認定)という資格を10年以上前に取りました。2期生です。(現在、15期生募集中です。)ホスピタリティーなども含めて、その後も研鑽を続けており、現在は育成にも協力しています。

 

私が心がけているのは、「自分が患者だったら受けたい医療」です。向精神薬を必要以上に使い過ぎないようにも心がけています。薬の服用を強制することはありません。納得して服用していただくと、薬の効き目が良くなるので、内服量を減らすこともできます。また、調子が安定しているからといって、ずっと同量で飲み続けていると、減らすのが困難になってきます。そこで、安定して自信がついてきた方には、積極的に減薬を勧めております。次回の受診予約を強制するようなことはせず、通院間隔は、患者さんのご希望を優先しています。初診だけで安心して改善される方も多いです。

院長 阪口 周二

所属学会:日本うつ病学会、日本自律神経学会、癒しの環境研究会、日本ポジティブサイコロジー医学会など

 

 

完全予約制にしている理由

お待たせしないことが大切だと考えています。時間は誰にとっても貴重なものです。医療機関への受診ではなく、自分自身の生活にこそ多くの時間を使うべきだと思います。そして診察時間は予約した方のためだけに確保して、じっくりと向き合って差し上げたいのです。

また、待合いを混まないようにして、患者さん同士が気まずさを感じないことも大切だと思います。同じ業種や同じ町内、同じ学校といった方々が待合いで顔を合わさないようにも配慮しています。

診察のレベルも上がります。次回の受診予定が決まっていれば、それまでに私がカルテを読み返して、考えを練ることができます。次の診察時には、もっと具体的で有効なアドバイスができるようになります。

このようにして、診察もスムーズに、そして実りあるものにしたいと考えています。ちなみに、完全予約制ですが、予約料はいただいておりません。

 

 

診察料について 

初診の際は、三割負担の方だと、ほとんどの場合は2700円くらいです。平成30年度の診療報酬改定で変更となりました。初診料と通院在宅精神療法(60分以上)の費用が中心です。当院では、特別の事情がない限り、すべての初診患者さんに対して60分以上の時間をかけて診察を行なっています。処方された薬は、希望される調剤薬局で受け取ってください。調剤料と薬代は、調剤薬局での別払いになります

当院では心理テストなどは行ないませんし、最初から最後まで私一人が担当することで診察料が高くならないようにしています。 検診などでストレスチェックとして行なわれるテストは、自分の状態に気づく意味で大切です。しかし、診察の場では、私の診断力の方が心理テストよりも正確です。何気ない気楽な会話のような診察をすることで、患者さんが疲れないように心がけています。ですから、診察終了後の会計で駐車チケットをお渡しした際に、実際の診察時間が長かったことに気づいて、驚かれる方も多いようです

再診の際は、通院在宅精神療法(5分以上)が中心で、三割負担の場合は1430円くらいになります。

(ただし、20歳未満の方の場合は、初診から1年間は思春期加算が加わるので割増しになります。)

当院では、診察だけご希望で、薬の処方をしていない方もいらっしゃいます。その場合は三割負担の方だと、診察料が200円くらい安くなります。

 

 

簡単な略歴

広島市出身です。小中高と、自宅から一番近い公立学校に通いました。鳥取大学卒です。医者になって最初の5年間は心療内科・一般内科医をしていました。その後、精神科に変わり、九州大学病院の精神神経科に入局して、九州の関連病院で5年間働きました。親の体調が悪化したので実家のある広島に戻り、草津病院や中国中央病院などで7年間働きました。中国中央病院では、総合病院の一人精神科医として4年間勤務し、精神科部長もしておりました。その後ヘッドハンティングされて鳥取で3年近く働きましたが、親の体調が再び悪化したため広島に戻り、JA尾道総合病院で2年と少々働きました。両親を看取ることもできましたし、もっと自分らしい医療を行いたくなり、この度、開業することにしました。

 

 

 

メディアについて

中国労働衛生協会の季刊誌「BLOOM」に連載中です。

また、テレビ東京系の「主治医が見つかる診療所」という番組で、平成28年5月と平成28年8月に、それぞれ15~20分ほど紹介されました。ネット上で映像が見つかると思います。

平成30年5月22日(火)に、NHK BSプレミアム「偉人たちの健康診断」へ、医療と健康の専門家として出演しました。

 

※私は、ツイッターやフェイスブックなどのSNS、ブログは行っておりません! 同姓同名の方がいても、私とは全く関係ありません(汗)!
※JA尾道総合病院は退職しました。非常勤としても勤務しておりません。